メーソンリー建築
メーソンリー建築(組積造建築)
古代ローマでは外側の見える部分を
石造として 壁の内部を煉瓦づくりの
建築が建てられています
石などの硬い材料で厚く頑丈な壁となるため
外敵から守る壁と言う意味合いも強く持っていました
また防火の目的などでメーソンリー建築を
用いた教会堂や城郭など 総石造りの建物が
多く建てられました
中国では 日乾煉瓦や焼成煉瓦
土を積み上げて壁をつくり
家を建てています
家の内部には木造の小屋組みを構築し
それによって屋根を支えたりしています
組積造の主な建築材は煉瓦や石材ですが
イヌイットの作る 簡易住居は
圧雪ブロックのイグルーがあります
北欧や日本の寒冷地の冬季限定の
宿泊施設などには氷のブロックを利用した
メーソンリーの建物があります
メーソンリー建築はヨーロッパなど
世界で最も多くの建物が建っています
日本でのメーソンリー建築は
煉瓦やコンクリートブロックを
積んだもので構造的に弱く
関東大震災では煉瓦造りの建築物は
ほとんど倒壊し多くの被害が出ました
その欠点を解消するため
鉄筋を配筋し さらにその周囲に
コンクリートなどを流し込むといった
方法により構造的に強化されました
メーソンリー建築のデザインは
最も多く好まれています たとえば
鉄筋コンクリート造の建築物などで
外壁を石張り 煉瓦タイル張りにするのは
メーソンリー建築を真似たデザインです
ブリックスの建築は
メーソンリー建築のデザイン性を持った外観で
メーソンリー建築の弱点である耐震性を
基本構造が鉄筋コンクリートで
EUの特許を取得した建築です