安藤忠雄の住吉の長屋
コンクリート打ち放し建築
住吉の長屋 から始まり 安藤忠雄の建築は
世界的に 広がって行きました
安藤忠雄が 建てた コンクリート打ち放し建築を
現代の建築家が 模倣して 打ち放し建築が 流行りました
現代のユーザーはデザインや快適生活の性能など
さまざまな欲求があります
それらの欲求を叶えることのできるのは
型枠の組立てによって デザインの自由度が高く
個性的な空間が作りやすいコンクリート建築です
その理由は 主原料であるコンクリートは
最初は生コンと言われる 液体だからです
その生コンを 型枠の中に充填して
生コンが硬化した後 その型枠を外すと
希望のデザインの建物が完成します
鉄骨構造などの形の決まった建築材料を使う建築は
デザインの自由度には限界があります
鉄筋コンクリートの特徴は
高い耐火性や 高い耐久性 遮音性
外断熱工法は 現代の優等生の 建築工法です
このように RC建築は 建主の さまざまな欲求など
それらの希望を叶えることのできる適応力の高い
建築工法です
ブリックス建築は この鉄筋コンクリート建築をさらに
進化させた 工法です
型枠として使用する ユニットは
同時に 外装と内装の役割をする
一人五役の 建築材料です
従来の建築工法と 根本的に違うところは
従来工法は 仮枠という 合板などで
建てようとする建物の形を造り
その形の中に 生コンクリートを流して
固まったところで 型を解体すると
躯体が出来上がります
それに対して ブリックス建築は
最初から 外観と内装の完成品のユニットを組み上げます
組み上げると 造ろうとする 建物が完成します
あとは 生コンをユニット内部に流し込むだけです
まるで 色や素材を選びながら
芸術作品を現場で創り上げるようです
ブリックス建築